はじめに
釣りを楽しむ際、クーラーボックスは欠かせないアイテムの一つです。
特に船釣りでは、釣った魚を鮮度よく持ち帰るために、
保冷力の高いクーラーボックスを選ぶことが重要になります。
筆者も長年「DAIWA クールラインα 1000」を愛用してきました。
このモデルは上蓋もあって、ちょうど良い大きさでいつも大変お世話になってます。
しかし、船上での使用時にひとつ大きな問題がありました。
それは、クーラーボックスが滑ることです。
船の床面はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)でできており、
表面が硬くツルツルしているため、
少しの波や船の揺れでもクーラーボックスが動いてしまうことが多々ありました。
そんな中で知ったのが、DAIWAから発売されている「CP ふんばるマン」という後付け可能な滑り止めラバーです。
この製品は「クールラインα」シリーズにも標準装備されているモデルがありますが、
残念ながら私が使っている「クールラインα 1000」にはついていませんでした。
後付けできる点は嬉しいポイントです。
さっそくこの「ふんばるマン」を購入し、取り付けてみることにしました。
DAIWA CP ふんばるマン について
釣り道具を新調しようと、近所の釣具店を訪れたときに、
クーラーボックスコーナーで目に入ったのが「CP ふんばるマン」です。
パッケージを手に取ると、「DAIWA製クーラーボックス専用」とあり、
後付け可能な滑り止めラバーであることがすぐに分かりました。
クーラーボックスが船ですべるなと思っていたので、
さっそく購入してみました。
「ふんばるマン」についての詳しい情報は、DAIWAの公式サイトで確認できます。以下のリンクから詳細をご覧ください。
また、「CP ふんばるマン」については、「CP ふんばるマン」と
「CP ふんばるマンL」の2種類があります。
対応表については、DAIWAの公式対応表が非常に便利です。
私が使用している「クールラインα 1000」も対応していることがこの表で確認できました。
対応表
アイテム | シリーズ | サイズ |
---|---|---|
CPふんばるマン | プロバイザーRX/ダイワRX | 12L・18L・26L・32L |
CPふんばるマン | NSトランク大将/NSトランク大将II | 35L・43L |
CPふんばるマン | クールライン/クールラインII | 13L・16L・20L・26L |
CPふんばるマン | シークールキャリー/シークールキャリー II | 25L |
CPふんばるマン | クールラインα/クールラインα II/クールラインα III | 10L |
CPふんばるマンL | プロバイザー/プロバイザーIZM/プロバイザーHD | 16L・21L・27L |
CPふんばるマンL | プロバイザートランク/プロバイザーIZMトランク | 35L |
CPふんばるマンL | ライトトランク/ライトトランクII、III、IV | 20L・30L |
CPふんばるマンL | RVトランク | 20L・30L |
CPふんばるマンL | トランク大将/トランク大将 II | 40L・50L |
CPふんばるマンL | ビッグトランク | 80L |
CPふんばるマンL | クールラインα/クールラインα II/クールラインα III | 15L・20L・25L |
CPふんばるマンL | トランクマスターHD | 60L |
これを確認することで、自分のクーラーボックスに適合するかどうか簡単に判断できますので、
購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
取り付け作業
購入した「CP ふんばるマン」は、シンプルなパッケージに収められており、
内容物も「滑り止めラバー」と「取り付け用のネジ」といった最低限の構成です。
パッケージ裏面には、取り付け手順が図解付きで簡単に説明されています。
取り付けに必要な道具としては、プラスドライバーがあれば十分。
これさえあれば、特別な工具を用意する必要もなく、すぐに作業を始められます。
商品そのものが分かりやすいデザインなので、迷うことなく取り付けが進められそうです。
まず、取り付け前の「クールラインα 1000」の底部を確認してみました。
長年の使用による擦れで黒ずみが目立ち、年季が入った状態です。
これを見ると、「ふんばるマン」を取り付けることで、滑り止め効果だけでなく、
底部の保護にも期待できそうです。
取り付け部分の確認
「ふんばるマン」のゴム部分には溝があり、
これを「クールラインα」の底部にある溝と一致させるように位置を合わせます。
ゴムをはめ込む
溝がピタリと合うように押し込みます。この段階である程度しっかり固定されます。
ネジを締める
最後に付属のネジを使い、プラスドライバーで固定します。
4か所すべてのネジをしっかり締めました。
取り付け作業全体でかかった時間はわずか10分程度。
特別な技術や力も必要なく、スムーズに作業が進みました。
「ふんばるマン」を取り付けた後、まず感じたのはグリップ力の向上です。
これまでツルツルと滑っていた底部が、しっかりと地面を捉えるようになり、安定感が増しました。
また、ゴム素材の特性からか、クーラーボックスを置いたときの音が軽減され、静音性が向上したのもメリットでした。
一方で、ゴム部分がわずかに底部からせり出しているため、
「クールラインα」がほんの少し背が高くなったように感じます。
これは気になるほどではないものの、
収納スペースがギリギリの方には注意が必要かもしれません。
検証
「ふんばるマン」の取り付けが完了したので、
実際に滑り止め効果を確かめるための検証を行いました。
船の床面を再現するために、滑りやすい板を使用し、
その上にクーラーボックスを乗せて角度をつけるという方法でテストを実施しました。
検証前(ふんばるマンなし)
取り付ける前の「クールラインα」を板の上に置き、
角度を徐々に上げていきます。
結果、早い段階でクーラーボックスが滑り始め、
そのまま転がり落ちてしまいました。
検証後(ふんばるマンあり)
次に「ふんばるマン」を取り付けた状態で同じテストを実施。
滑り始めるポイントを探るため、角度をどんどんつけていきましたが、
ゴムのグリップが非常に効いており、
最終的には滑り落ちることなく、クーラーボックス自体が倒れてしまいました。
検証結果と感想
「ふんばるマン」を取り付けたことで、滑り止め効果が明確に向上していることが確認できました。
船上での滑りの心配が大きく軽減されることを期待できそうです。
ただし、今回のテストは取り付け直後の状態で行ったものであるため、
ゴムが新しく、非常に強いグリップ力を発揮しています。
実際の使用を続ける中で、汚れや摩耗によってこの性能が若干低下する可能性も考えられます。
その点はあらかじめ留意しておく必要があるでしょう。
まとめ
今回、「CP ふんばるマン」を「クールラインα 1000」に取り付け、
滑り止め効果を検証しました。
実際に使用してみて、非常に満足のいく結果でした。
メリット
- 滑り止め効果の向上
ふんばるマンを取り付けたことで、
クーラーボックスの安定性が飛躍的に向上しました。
船上での滑りを心配する必要が大幅に減り、釣りに集中できると思います。 - 静音性の向上
ゴムがクッションの役割を果たし、
クーラーボックスの音が軽減されました。 - 取り付けの簡単さ
DIY初心者でも短時間で取り付けられるシンプルな設計が魅力的です。
注意点
- 汚れや摩耗による性能の変化
検証では取り付け直後の状態で非常に強いグリップ力を確認しましたが、
使用を続ける中で汚れや摩耗により、性能が低下する可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスや状態の確認が必要です。
今回の検証では「ふんばるマン」が付いていないクーラーボックスに取り付ける例を紹介しましたが、すでに標準装備されているモデルの場合でも、ゴム部分が摩耗していたり、経年劣化で硬化している場合には交換を検討してもよいでしょう。新品のふんばるマンに交換することで、購入当初の滑り止め効果を取り戻せます。
総評
「CP ふんばるマン」は、船釣りやアウトドアで使用するクーラーボックスの安定性を劇的に改善する製品です。
特に、標準装備されていないモデルに取り付けることで、その真価を発揮します。
滑り止め効果や静音性の向上を実感したい方に、ぜひおすすめしたいアイテムです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の「CP ふんばるマン」の取り付けと検証が、
皆さんの釣りライフに少しでも役立てば幸いです。釣り道具の改善や工夫は、
より快適で楽しい釣り時間を作る第一歩だと思います。
これからも釣りや道具に関する情報をブログでお届けしていきますので、
ぜひまたお立ち寄りください。それでは、次回の更新でお会いしましょう!