船釣り初心者必見!持ち物チェックリストと必要な道具まとめ

はじめに
船釣りは堤防釣りや陸っぱりの釣りとは違い、準備する道具や持ち物が少し多めです。
「初めての船釣りに挑戦してみたいけど、何を持っていけばいいのかわからない…」と悩む初心者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、船釣り初心者が最低限そろえておきたい必須アイテムをチェックリスト形式でわかりやすくまとめました。
さらに、それぞれの持ち物の役割や便利な使い方も解説しています。
この記事を読めば、出発前の準備で迷うことなく、安心して船釣りを楽しめるはずです。
船釣り初心者の持ち物チェックリスト ✅
初めて船釣りに行くときに「何を持っていけばいいの?」と迷わないように、まずは全体を一覧表にしました。
出発前のチェックにぜひ使ってください。
カテゴリ | 必須アイテム | 補足 |
---|---|---|
基本の釣具 | 竿とリール | 初心者はレンタルでもOK |
仕掛け | 船宿指定を確認 | |
オモリ | 指定号数に従う | |
予備仕掛け | 根掛かり・糸切れ対策 | |
タックルケース | 仕掛けや小物を整理 | |
安全・必須 | ライフジャケット | 桜マーク付き必須 |
滑りにくい靴 | デッキシューズや長靴 | |
雨具・カッパ | 雨・波しぶき対策 | |
快適(通年) | 座布団・クッション | 腰・お尻の負担軽減 |
雑巾代わりのタオル | 手拭きや濡れ物対策 | |
飲み物・軽食 | 熱中症・エネルギー補給 | |
酔い止め薬 | 初心者は必須 | |
季節別(夏) | 日焼け止め | 強い日差し対策 |
サングラス | 反射光防止 | |
帽子 | キャップやハット | |
冷たい飲み物 | 凍らせたペットボトルも便利 | |
季節別(冬) | 防寒着 | 防水・防風仕様がおすすめ |
防寒手袋 | 怪我防止にもなる | |
ネックウォーマー・ニット帽 | 防寒対策に有効 | |
温かい飲み物 | 魔法瓶で持参すると快適 | |
魚を持ち帰る | クーラーボックス+氷 | 保冷必須 |
フィッシュグリップ・プライヤー | 魚の扱いや針外し | |
ビニール袋 | 仕分け・保存用 | |
あると便利 | ハサミ・ラインカッター | 糸切り用 |
竿受け | 両手を空けたいときに便利 | |
手袋 | 防寒+怪我防止 |
基本の釣具
竿とリール
船釣りでは、狙う魚によって竿やリールの種類が変わります。初心者の方は、まずは船宿のホームページを確認して「推奨タックル」や「指定仕掛け」をチェックしましょう。
情報が載っていない場合は、釣具屋の店員さんに相談すれば、わかりやすく丁寧に教えてくれます。
いきなり自分で揃えるのが不安な場合は、船宿のレンタルタックルを利用するのがおすすめです。
最初はレンタルで体験してみて、続けられそうなら自分用の竿とリールを購入するのが安心です。
仕掛け

仕掛けは基本的には自分で調べて用意していくのがベストです。
狙う魚や釣り方によって仕様が違うので、船宿のホームページや案内で「推奨仕掛け」を確認して準備しましょう。
ただし、いざというときは船宿や船内で購入できる場合も多いです。
忘れ物をしたり、予備が足りなくなったりしたときは、まず船宿に相談してみましょう。
オモリ

オモリの重さ(号数)は潮の速さや水深によって変わります。
これも船宿指定号数に従うのが基本です。
指定外を使うと仕掛けが流されて他の人と絡みやすくなるので注意しましょう。
予備仕掛け
船釣りでは根掛かりや魚に切られて仕掛けを失うことも多いです。
そのため、予備仕掛けは多めに持っていくのが安心です。
初心者は特にトラブルが起きやすいので、余裕をもって準備しましょう。
タックルケース(タックルボックス)

仕掛けやオモリ、小物を整理して持ち運ぶためのケースです。バラバラに持ち歩くと探すのに手間取るので、タックルケースにまとめて収納しておくととても便利です。
タックルケースは、ロッドホルダーが付いているものや、肩掛けできるタイプなど、使い勝手に差があります。サイズやメーカー、カラー展開も豊富なので、ぜひ自分のお気に入りを選んでみましょう。
また、仕掛けや道具だけでなく、スマホや財布など濡らしたくない貴重品を入れておける防水バッグとしての役割も果たしてくれます。船の上は思った以上に水しぶきで濡れることが多いので、持っておくと安心感がぐっと高まります。
安全・必須アイテム
ライフジャケット(桜マーク付き必須)

船釣りではライフジャケットの着用が法律で義務化されています。
特に遊漁船では「桜マーク(国土交通省認定)」付きのタイプでなければならないので注意しましょう。
レンタルを用意してくれる船宿も多いですが、今後も釣りを続けるなら自分専用を持っておくと安心です。
腰巻き式やベスト型などタイプがあるので、好みに合わせて選びましょう。
滑りにくい靴(デッキシューズ・長靴)
船のデッキは常に濡れていて滑りやすい状態です。
普段履きのスニーカーでは足元が不安定になりやすいので、滑り止め加工されたデッキシューズや長靴を用意するのがおすすめです。
特に長靴は雨や波しぶきにも強く、冬場の防寒にも役立ちます。
雨具・カッパ
海の上は天気が急変することも多く、晴れていても波しぶきで服が濡れることがあります。
釣り専用のレインウェアやカッパを準備しておくと、体が濡れて冷えるのを防ぎ、快適に釣りを続けられます。
特に冬は濡れると一気に体温が奪われるので、防寒着とあわせて必須装備といえます。
👉 POINT
メーカー品のレインウェアは高価ですが、コンビニなどで売っているような安いカッパでも十分役立ちます。特に冬場や風のある日は、あたたかい服装の一番外側にカッパを着れば、防風・防水効果で体感温度がぐっと変わります。
快適に過ごすための基本アイテム
座布団やクッション
船のベンチは硬く、冬場は特に冷たくなります。
座布団や釣り用のクッションを持っていくと腰やお尻の負担を大きく減らせて快適です。
特に専用品は防水加工で汚れても洗えるようになっており、さらに滑り止め付きのものもあるので釣りに最適です。
長時間の釣りでは小さな差が疲労感に直結するので、ぜひ用意しておきたいアイテムです。
雑巾代わりのタオル数枚
魚を触ったり仕掛けを組んだりすると手が濡れたり汚れたりします。
雑巾代わりに使えるタオルを数枚持っていくと便利です。
1枚は手拭き用、1枚は足元やデッキの水分を拭き取る用など、複数あると安心です。
汚れてもいい古タオルで十分活躍します。
飲み物・軽食
船の上では思った以上に体力を消耗します。
水分補給はもちろん、軽くつまめるおにぎりやパンなどを持参すると良いです。
夏は凍らせたペットボトル飲料、冬は魔法瓶に温かい飲み物を入れておくと体調管理に役立ちます。
酔い止め薬
船釣り初心者が最も不安に感じるのが船酔いです。
出船の30分〜1時間前に酔い止めを服用しておくと安心です。
船酔いすると釣りどころではなくなってしまうので、初心者は必携アイテムといえるでしょう。
ちなみに筆者の個人的な体感ですが、「アネロン」はおすすめです。
季節ごとのアイテム
夏の必需品
夏の船釣りはとにかく紫外線と暑さとの勝負です。
しっかりと日焼け・熱中症対策をしておくだけで、釣果より先に体力が尽きる…なんて失敗を防げます。
快適に釣りを楽しむために、夏対策は万全に整えておきましょう。
日焼け止め
海上は照り返しが強く、想像以上に焼けます。
SPF50/PA++++など高めを選び、出船前にしっかり塗布→2〜3時間おきに塗り直しましょう。
べたつきが気になる人は、顔はジェル、腕はスプレーなど使い分けると快適です。
サングラス(偏光グラス推奨)
偏光レンズだと水面反射が減り、仕掛けや魚影が見やすくなります。
落下防止のストラップを付けておくと船上でも安心です。
帽子
直射日光を防げるつば広ハットか、キャップ+ネックフラップの組み合わせが定番。
風で飛ばされやすいのであご紐(ストラップ)付きが安心です。
汗を吸うインナーキャップを使うと快適さが段違いになります。
冷たい飲み物
凍らせたペットボトルは保冷剤代わりにもなり、一石二鳥。クーラーボックスやボトルホルダーに入れて持参しましょう。スポーツドリンクと水を1本ずつ用意すると、塩分補給と喉の渇き対策を両立できます。
冬の必需品
冬の船釣りは寒さとの戦い。
防寒を怠ると釣りどころではなくなってしまいます。
風や水しぶきで体温を奪われないように装備を整えれば、寒い季節でも安心して釣りを楽しめます。
防寒着
基本は重ね着(レイヤリング)。
- ベース:吸汗速乾のインナー(綿は避ける)
- ミドル:フリースや中綿
- アウター:防風・防水のシェル(釣り用レインウェアや登山用でもOK)
風が強い日は、一番外側にカッパを重ねると防風・防水が効いて体感温度が大きく変わります。下半身は防寒パンツ+長靴、足元は厚手ソックスで冷えを防止。貼るカイロを腰やお腹周りに仕込むのも有効です。
防寒手袋
手先の感覚を守りつつ結び作業がしやすい釣り用グローブが◎。
指先カットタイプは作業性が高く、完全指ありタイプは保温性が高いです。
ネックウォーマー・ニット帽
体感温度に直結するのが首・耳・頭の保温。
ネックウォーマー+ニット帽で風の侵入を防ぐと、同じ気温でも快適さが全然違います。
風が強い日は耳まで覆えるタイプがベター。
温かい飲み物
魔法瓶にお茶・スープ・ホットスポドリなどを入れて持参しましょう。
内側から温めると手のかじかみも改善。
コーヒーは美味しいですが利尿作用があるので、水分も別で用意しておくと脱水を防げます。
魚を持ち帰るためのもの
クーラーボックス+氷
釣った魚を新鮮に持ち帰るためにはクーラーボックスと氷が必須です。
魚は釣り上げた瞬間から鮮度が落ち始めるため、すぐに冷やすことが大切です。
サイズは狙う魚種や釣行時間に応じて選びましょう。
小物狙いなら20L前後で十分ですが、大物狙いなら30〜40Lサイズが安心です。
また、氷は船宿で販売していたり、乗船時にもらえる場合もあるので、事前に確認しておくと無駄な荷物を減らせます。
フィッシュグリップ・プライヤー
釣った魚を安全に扱うためのアイテムです。
フィッシュグリップは歯やトゲのある魚を直接触らずに持てるので怪我防止になります。
プライヤーは針外しやカットに便利で、1つあるだけで作業効率が格段に上がります。
特に初心者は魚に触れるのをためらうことも多いので、持っておくと安心です。
ビニール袋
仕分けや持ち帰りに便利なビニール袋やジップロックも用意しましょう。
魚をサイズごとに分けたり、氷を追加したりと、意外と出番が多いアイテムです。
さらに使用後はゴミ袋としても活用できるので、多めに持っておくと役立ちます。
あると便利な小物
ハサミ・ラインカッター
仕掛けを組むときや糸を切るときに必須です。
特にPEラインは普通のハサミでは切りにくいので、専用のラインカッターを用意した方が安心です。
釣具専用でも価格はそこまで高くないので、初心者のうちにひとつ持っておくと快適さが全然違います。
竿受け
船べりに取り付けて竿を固定できる便利グッズです。
簡易的なものから高性能なものまで幅広くありますが、ライトゲーム(アジ・カワハギなど)なら簡易タイプで十分です。
比較的安価に売っているので、初心者が最初に揃える小物としておすすめ。
竿をしっかり置けるので、仕掛け準備やエサ付けがスムーズになるほか、竿の落下や破損のリスクを減らせるのも大きなメリットです。
手袋
手を守るためのアイテムです。
冬は防寒手袋、夏は通気性の良い薄手タイプが快適です。
さらに魚のトゲやエラでの怪我防止にもなるので、初心者ほど持っておいたほうが安心です。
濡れることも多いので、替えを1組用意しておくとより快適に釣りを続けられます。
まとめ
船釣りは堤防や陸っぱりとは違って、持ち物や装備に気をつけることが多いですが、基本の道具+安全装備+快適アイテムを押さえておけば安心して楽しめます。
特に初心者は「これも必要かな?」と悩みがちですが、まずは今回紹介したチェックリストを参考に、最低限+ちょっと便利なアイテムをそろえるだけで十分です。
また、季節ごとの準備(夏の日差し対策・冬の防寒対策)をしっかりしておくことで、釣果以前に「最後まで釣りを楽しめるか」が大きく変わります。
まずはレンタルや簡易的な道具からスタートして、慣れてきたら自分好みのアイテムを少しずつ揃えていくのがおすすめです。
しっかり準備して、快適で楽しい船釣りデビューを迎えてください!🎣