秋の東京湾で50枚突破!アルファソニック166Lでカワハギ数釣りに挑戦

秋の訪れとともに、東京湾ではカワハギシーズンが本格化してきました。
まだサイズは小ぶりながらも、数釣りを楽しむには絶好の時期です。
筆者はここ最近、柔らかめのロッドの方がカワハギ釣りと相性が良いのでは? と感じることが増え、いろいろと探していました。
そんな中、普段使用しているタックルよりさらに柔らかそうなモデル、「アルファタックル アルファソニック カワハギ166L」 に出会い、今回ついに購入。
実際に使ってみるのを楽しみにしていたこのロッドを携えて、秋口の東京湾へ挑んできました。
仕掛けにはがまかつの小バリ 「ワッペン速攻2.5」 を組み合わせ、実釣での使用感を確かめてきたので、その模様をお届けします。
ロッド紹介:「アルファソニック カワハギ166L」

今回使用したのは、アルファタックルのカワハギ専用シリーズ 「アルファソニック カワハギ166L」。
シリーズ共通で「形状記憶チタン合金トップ(CTS)」を搭載しており、手練しか取れなかったような微細なアタリを明確に伝えてくれるのが大きな特徴です。
中でも166Lは、シリーズ中でもっとも柔らかい極軟調子モデル。
サブネームは「アイ センシティビティ」で、その名の通り「違和感なくエサを吸わせるしなやかさ」と「微かな気配も逃さない感度」を両立しています。
公式の説明でも、ゼロテンションや弛ませ、這わせといった“ラインテンションを抜く釣り”に抜群の相性を見せるとあり、秋口の小型主体シーズンやプレッシャーの高い状況で強みを発揮するとのこと。
また、Fuji製のオールSiCガイドやオリジナルリールシート「CS45-T」など細部にもこだわりがあり、使い込むほどに繊細な操作性を楽しめる一本に仕上がっています。
筆者自身も「柔らかめのロッドを探していた」ことから、166Lの極軟調子には期待大。
実際にどうだったのかは、この後の実釣レポートでお伝えしていきます。
実際のしなり比較


今回のロッド「アルファソニック カワハギ166L」がどれほど柔らかいのかを伝えるために、実際にオモリ25号をぶら下げてしなり具合を比較してみました。
比較対象は、筆者がこれまで愛用してきた DAIWA 極鋭カワハギ AIR SF。
こちらもシリーズの中では軟調寄りのモデルですが、写真を見ていただくと分かる通り、アルファソニック166Lの方がさらにしなやかに曲がり込むのが一目瞭然です。
この柔らかさが、小型カワハギの繊細なアタリを拾い、違和感なくエサを吸わせられるポイントになりそうだと感じました。
仕掛けと針選び

今回の釣行では、針にがまかつの 「ワッペン速攻 2.5」 をチョイスしました。
秋口のカワハギはまだ小型が主体で、口も小さめ。そのため通常サイズの針だと掛かりが悪くなることが多く、小バリ仕様の「ワッペン速攻 2.5」はまさにこの時期にぴったりです。
さらに仕掛けは市販品ではなく、自作のショート仕掛けを使用。
今回は基本的に「たるませ」や「ねかせ」をせず、テンポよく探っていくスタイルを意識しました。
オモリには25号をセット。
根回りを重点的に攻めるため、引っ掛かりに強い ホゴオモリ を選択しました。
細長い形状で障害物をすり抜けやすく、仮に根掛かりしても軽く竿先を揺らせば外れることが多いのがメリットです。
柔らかい調子のロッド「アルファソニック166L」と小バリ仕様の針、さらに根回り攻略を意識した仕掛けの組み合わせは、秋のカワハギ数釣りには理想的なセッティングとなりました。
実釣レポート
当日は真夏のような日差しが残る一日で、風もほとんどなく、海はとても穏やかなコンディションでした。
釣りをするには快適でしたが、暑さとの戦いという側面もありました。

実釣の序盤、最初の1時間ほどは新しく導入した「アルファソニック166L」の感覚をつかむのに少し時間がかかりました。
柔らかい調子ならではのアタリの出方や、掛けに持ち込むタイミングに慣れるまでは試行錯誤の連続。

しかし徐々に手が合ってくると、極軟調子の竿ならではの「違和感なく吸わせて掛ける」流れが決まり始め、テンポよく数を重ねることができました。
小型主体の秋口ならではの釣りでしたが、最後にはしっかりと数が伸びていき――

最終的には50枚オーバーの釣果でこの日の釣行を締めくくることができました。
まとめ
今回初めて実戦投入した アルファソニック カワハギ166L は、期待していた通りのしなやかさと高感度を兼ね備えたロッドでした。
特に秋口の小型カワハギ特有の繊細なアタリも、竿先にしっかりと表現されるため、違和感なくエサを吸わせてから掛ける流れがとてもスムーズ。
序盤こそ慣れるまで時間がかかりましたが、感覚をつかんでからはテンポよく数を伸ばすことができました。
普段から軟調ロッドとの相性が良いと感じている方にとっては、この166Lは大きな武器になるはずです。
柔らかさを活かした釣りが好きな方には、ぜひ一度手に取ってみてほしい一本だと感じました。
今回の釣行では、まさにその柔らかさが「アタリ」を明確に伝えてくれる瞬間が何度もあり、この竿の実力を存分に味わうことができました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の記事が、ロッド選びや秋のカワハギ釣りの参考になれば嬉しいです。
また次回の釣行もレポートしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。