釣具店の保冷剤は本当に違う?DAISO保冷剤との性能比較
はじめに
釣りの際に欠かせないアイテムのひとつが「保冷剤」。
魚を新鮮な状態で持ち帰るためにも、クーラーボックスの中の冷却能力は重要です。
釣具店では専用の高性能な保冷剤が販売されていますが、一方でDAISOなどの100円均一ショップにも手軽に購入できる保冷剤があります。
では、釣具店で販売されている保冷剤とDAISOの保冷剤、その性能差は実際のところどのくらいあるのでしょうか?
今回は同じ条件で両者を比較し、その違いを徹底検証しました。
釣りをより快適に楽しむためのヒントになる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください!
比較対象の保冷剤:DAISO vs 氷太クン
今回の検証では、釣具店で販売されている専用保冷剤と、DAISOで購入できる手軽な保冷剤を比較しました。
それぞれの形状や価格について詳しく見ていきます。
釣具店の保冷剤
- 商品名: クールプラン 氷太くん(超強力保冷剤)
- 特徴:
- 冷却性能が高いと評判の製品。
- -16℃タイプで強力な冷却力を発揮。
- 形状:
- 縦197mm × 横138mm × 厚さ29mm
- 平べったい四角い形状で、クーラーボックス内に収まりやすい。
- 価格: 約1000円前後。
筆者もよく使う製品なので
ボロボロですみません。。。
DAISOの保冷剤
- 商品名: 氷点下保冷剤(ハードタイプ)
- 特徴:
- 低価格で手軽に購入可能。
- -10℃タイプで冷却性能をアピール。
- 形状:
- 厚さ2.4cm × 横14cm × 縦19cm
- 平べったい形状で、氷太くんとほぼ同じサイズ感。
- 価格: 200円。
比較ポイント
- 形状: 両者ともに平べったい形状で、厚さもほぼ同じ。
クーラーボックスへの収まりやすさには大きな差はありません。 - 価格: 専用品は約1000円前後と価格帯ですが、冷却性能が期待されます。
一方、DAISOの商品は200円という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力。
検証方法の詳細
今回の検証では、できるだけ公平な条件で保冷剤の性能を比較するために以下の方法で実施しました
- 同一のクーラーボックスを使用
- DAISOで購入した同一の発泡スチロール製クーラーボックスを2つ用意。
- それぞれのボックスに専用品の保冷剤とDAISO保冷剤を1つずつ入れました。
- 温度計で内部の温度を計測
- ボックス内に温度計を設置し、温度変化を観察しました。
- 検証環境
- 室内環境での検証を実施。
家庭内での通常の使用状況に近い形で行いました。
- 室内環境での検証を実施。
これらの手順を踏まえ、専用品とDAISO保冷剤の性能を比較しました。
素人による簡易的な検証ではありますが、実際の使用イメージに近い結果をご紹介します。
検証結果の詳細
今回の検証では、夜10時にクーラーボックスに保冷剤をセットし、内部の温度変化を時系列で記録しました。
以下はその測定データです。
検証結果のポイント
- 冷却性能
開始直後の冷却性能は氷太クンが勝っていました。
夜10:45の時点で氷太クンが-5℃、DAISO保冷剤が-2℃と差が明確に出ています。 - 持続時間
双方の保冷剤ともに最も効果を発揮したのは約10時間程度でした。
その後、温度が緩やかに上昇し始め、朝9:45には氷太クンが-1℃、DAISO保冷剤が+2℃となりました。
冷却持続時間に関しては、大きな差はなさそうでした。 - 室温到達
保冷剤が室温(10℃前後)に達したのは昼12:45頃でした。
この時点で検証を終了しました。 - 家庭用冷凍庫での準備時間
氷太クンは完全に凍るまで約3日を要したのに対し、DAISO保冷剤は1晩で凍結完了しました。
このため、急ぎの釣行ではDAISO保冷剤が手軽です。
氷太クンは、DAISOに比べて冷却性能は高かったが効果の継続時間という意味では大きな差はなかった。
あと、完全冷凍までの時間が結構かかるので釣行前日に冷凍庫に入れても間に合わない可能性が高いから注意が必要ですね。
考察
冷却性能は氷太クンが上回りましたが、冷却持続時間には大きな差がありませんでした。
一方で、準備時間やコストを考慮すると、DAISO保冷剤の利便性は高いです。
釣行のスタイルや冷却目的に合わせて選ぶことが重要です。
まとめ
今回の検証からわかったことは、次の2点です。
- 冷却性能の違い
釣具店で販売されている専用の保冷剤は、DAISOの保冷剤に比べて冷却力が高く、クーラーボックス内の温度をより低く保つことができました。
ただし、完全に凍らせるまでに時間がかかるため、使用前には余裕を持って冷凍庫でしっかりと凍らせる必要があります。 - 持続時間は大差なし
冷却力では差があるものの、冷却効果が持続する時間に大きな違いは見られませんでした。
どちらも今回の条件下では、約10時間程度で保冷効果が薄れ始める結果となり、釣行のタイミングや用途に合わせた使い分けがポイントになります。
釣具店で販売されている保冷剤は、より低い温度で魚を保つ必要がある場合や、大切な釣果を新鮮な状態で持ち帰りたい場合に最適です。
一方で、短時間の釣行や簡易的な冷却が目的であれば、DAISOの保冷剤でも十分に対応可能です。
用途に応じて最適な選択をしてください。
最後までこの記事をお読みいただき、ありがとうございました!
釣行時の保冷剤選びは意外と奥が深く、その選択次第で釣果をより良い状態で持ち帰ることができます。
今回の検証が、皆さまの釣りライフに少しでも役立てば幸いです。
どんな些細な工夫でも、釣りの楽しみ方が広がるのがこの趣味の醍醐味です。
今後も皆さまにとって役立つ情報をお届けしてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、良い釣りを!